ここ数年でワイヤレスシステムの新製品が増えてきたこともあり、ついに本格的なワイヤレスの波が来ました。
今回は筆者が愛用しているオススメのワイヤレスシステム、BOSS WL-60をレビューしたいと思います!
目次
BOSS WL-60
”WL-60”はBOSSのペダルとトランスミッターの2つで構成されるペダルボード向きのワイヤレスシステムです。
BOSS含め多くのメーカーからワイヤレスシステムが販売されていますが、使い勝手やレイテンシーの面ではこのWL-60が優れていると思います。
遅延&ケーブルトーンシミュレーション
ワイヤレスでどうしても気になってしまうのは遅延ですよね。
WL-60のスペックですが、伝送範囲は見通し20mでレイテンシーは2.3msとなっています。
特にレイテンシーに関しては非常に優秀ですね。
人の耳では区別が付かないほどだと思います。
アンプから観客に伝わる音の伝達スピードの方が遅いので、ライブ用途においても全く問題なしです。
またBOSSのワイヤレスシステムは目玉機能としてケーブルトーンシミュレーションを搭載しています。
(一部機種のみ) 有線ケーブルを使用したときと同じ音質の劣化具合を再現してくれます。
ON時の音質に関しては高音が少し減衰する感じでしょうか。
モニターで電池残量を確認
WL-60は単三電池二本で最大25時間駆動します。
例えばXvive XV-U2が最大5時間の駆動時間であることを考えると、約5倍の持続時間です。
また下位モデルのWL-50や他社の安価なモデルと違い、
WL-60ではレシーバーのパネルで使用中のチャンネルや電池残量やケーブルトーンの有無等が確認できます。
特に電池残量が確認できるのは非常にありがたいですね。
干渉の少ないチャンネルを自動で選択
WL-60では全14チャンネルが使用できます。
さらにレシーバーのScanを押すことで、干渉の少ない帯域をスキャンし自動でチャンネルを設定してくれます。
あとはトランスミッターのチャンネルを合わせれば準備完了です。
他のペダルに電源供給&有線でも使える
WL-60はただのワイヤレスシステムではなく、他のペダルに電源供給を行うための9VDC端子を搭載しています。
さらに筆者のお気に入りポイントなのですが、有線のInputジャックも搭載しており、 有事の際には通常通り有線シールドを接続することができます。
昨今のワイヤレスシステムはよほど粗悪・安価なものでない限り安定して動作しますが、大きいライブ会場ではBluetoothやWi-Fiなどの電波が多く飛び交います。
「何かあってもシールドを繋げば演奏できる」といった、BOSSの現場目線で設計する姿勢には毎回驚かされますね。
まとめ
ワイヤレスを導入して配線がまた一つスッキリしました。
自宅練習中にシールドを足で引っ掛けてしまったり、ライブ後にシールドが足跡だらけになっていたり、、、、、、
WL-60を導入してからはこんな悩みともおさらばです〜
おすすめアクセサリー
付属のトランスミッターだけでは心許ないため、トランスミッターにはホルダーを装着することをおすすめします。
WL-60にもストラップに引っ掛けるためのクリップがありますが、それだけではライブ中の激しい動きに耐えられない可能性があリます。
トランスミッターホルダーはいくつかのメーカーが販売していますが、機能面での違いは無いに等しいので、サイズだけ注意して選びましょう。
参考までに筆者が使用しているモデルを下記に載せておきます。