今回はJHS Pedalsの”Angry Charlie V3”をレビューしたいと思います。
この真っ赤なルックスで佇むエフェクターは見た目通り、想像を超えるほどのパワフルな音を出すポテンシャルを持っていました、、、!
目次
マーシャルJCM800をエフェクターで再現
Angry Charlie V3はその名の通り、ギターアンプで有名なMarshall社の創設者Jim Marshallさんのミドルネーム”Charlie”をもじったマーシャル系の歪みペダルになります。
肝心のサウンドは「JCM800直径のクラシックなマーシャルアンプ」という表現が一番的を射ています。
モダンメタルのようなハイゲインは出ませんが、クラシック〜ハードロックの歪みにおいては正に決定版といっていいでしょう。
ゲインを上げても引っ込まず、コシのある音を奏でてくれます。
ピッキングニュアンスやボリュームコントロールへの反応も申し分ありません。
深めの歪みも好きですが、私はシングル・ハム問わずクランチの音が気に入ったため購入に至りました。
メインの歪みをこれに据え、前段のWalrsu Audio Voyagerでブーストすることで太さ・抜けの良さを両立した歪みを作っています。
3バンドEQが万能
このサイズのエフェクターにしては珍しく3バンドのイコライザーが搭載されています。
先程モダンハイゲインには向いていないと書きましたが、Midを適切に調整してあげることである程度のメタルまではカバーできます。
主観ですがFoo FightersやGuns ‘n’ Rosesくらいの歪みサウンドにベストマッチすると感じましたね。
まとめ
JHS Pedalsは他のメーカーには真似できないような独自性のあるエフェクターや、ペダルボード映えが狙えるイケてるデザインで定評があります。
今回はその中でも特に人気の高いAngry Charlieをレビューしました。
BOSSとのコラボモデル:BOSS JB-2 Angry Driver
最後に少し”おまけ”です
こちらはJHS PedalsとBOSSの公式コラボモデルで、 BOSSのBD-2(ブルースドライバー)とこのAngry Charlieを組み合わせしまうという贅沢なコンセプトのペダルです。
それぞれ単体でON/OFFして使うことも可能ですが、ペダルを踏んだ時の挙動を以下の4つのパターンに設定することもできます。
- Angry Charlie→BD-2の直列モード
- BD-2→Angry Charlieの直列モード
- Angry CharlieとBD-2の並列接続モード
- Angry Charlie⇄BD-2※踏む度に二つの歪みを切り替え
海外のエフェクターレビュー動画では、”Versatile”(=多才な、多用途に使える)という単語をよく聞きますが、正にこのペダルは“Versatile”なペダルですね。